先日買ったFUJIFILM純正のクリップオンストロボ(FUJIFILM EF-X8)を実際にポートレート撮影で使ってみました。しかしなかなか厳しい結果に終わりました…。ディフューザーとか自作してみたりしたんだけどねー。
何となく感覚で出たとこ勝負だ!って感じで使ってみたんだけど、屋外で撮った写真が合成写真みたいになった…。
出すのも恥ずかしい感じになったけどね。ちょっと光が強すぎたかなー。いろいろ試したけどしっくりくるのがなかったんだよね。これはまだマシな方。
で、結局シルエット撮影に逃げました。
FUJIFILM EF-X8は正面にしか光を飛ばせないので、どうしてもストロボ使ってます感が出まくる。もっと使いこなせれば良い感じに撮れたかもしれないんだけど今の私には無理でした。
いろいろ友達の作例を見てると天井にストロボの光を当てて反射させるバウンス撮影が良い感じになるかも。屋外じゃ無理だけど(笑)
そこで、もう少しストロボについて勉強しようと思います。今回はそんな話です。
用語について調べてみました。
とりあえず次にストロボを買うときに専門用語くらいは知っていないと買い物に失敗しそうなので調べてみました。
微妙に間違えているかもしれないけど、なるべく分かりやすく書き残そうと思います。
ネットで調べてると初心者には分かりにくいんだよね。
TTLってなに?
まずはFUJIFILM EF-X8ではTTLで撮りました。このTTLについて分からないので調べてみました。
TTLとはThought The Lensの略でシャッターを押し切る直前にストロボがプレ発光して被写体に弱い光を当て、跳ね返ってきた光を「カメラのレンズを通して測光」し、シャッターが切れる際のパワー(発光量)を決定する。
とのこと。要するにカメラ本体で自動的に測光してくれる機能。
レンズを通して測光とのことで、私はオールドレンズを使っているので電子接点がないけど使えるのか?という疑問が出てきます。
そこに関しては特に問題なく使えました。
ネットではTTLって必要なのか?って話も出てるけど、私は必要ないと思いました。理由としては後になって知ったけどTTLのデメリットとして、シャッターを押したタイミングが少し遅れます。
撮っててここだ!ってタイミングからズレるなーって思ってたんだけど原因はTTLで撮ってたからでした…。私は被写体に特に指示はしないで自然な表情の一瞬を狙って撮るのでタイミングがズレるのは致命的です。ポーズを決めて撮るならいいのかもしれないけど私の撮影スタンスとは合いません。
ガイドナンバー(GN)ってなに?
ガイドナンバー(GN)とは、ISO100の時に1mの撮影距離で適正露出となる絞り値
これだけだと意味が全く分からん(笑)
要するにストロボの最大出力を示す数値とのこと。数字が大きくなるほど強く発光します。GN〇〇(○は数字)って記載されていることもあります。
調べた感じ選ぶときの目安としてはガイドナンバー40くらいが良いらしい。まぁ大は小を兼ねるとも言うので40以上を選べば良いんだろうなーって思います。
ストロボは1度使うと次に使えるようになるまで少し時間がかかります。ガイドナンバー20のストロボで20の発光をするよりガイドナンバー40のストロボで20の光量で撮った方が次に撮影できるまでの時間が短くなるらしいです。
ちなみに私が持っているFUJIFILM EF-X8のガイドナンバーは8でした。数字上だと明るくないなーって思うけど実際に使ってみるとそんな感じはしなかったなー。初心者の私としては実用範囲内って気もします。
これについてもガイドナンバー(GN)はISO100のときの数値なのでISO感度を上げれば数字以上に明るくなります。
とりあえずガイドナンバー(GN)については数字が大きいほど光が強いんだなーくらいに思っていれば大丈夫。多分…。
こういう計算サイトもあります。どれくらいの距離までストロボの効果が出るかを計算できます。
とりあえず数字を適当に入力した感じ、
・ガイドナンバー(GN)の数字が大きくなるほど光が届く距離が長くなる。
・F値を絞る(数字を大きくする)とストロボの光が届く距離が短くなる。
・ISO感度を上げる(数字を大きくする)と距離が長くなる。
ということは分かりました。
撮影距離とは言っても実際に撮影する環境によっては距離が分かったところで…って気もするので撮りながら掴んでいくしかないような気もします。ただ少しでも理屈を理解することで大体の目安は分かるのかなーと思います。
ストロボの出力について
画像の赤枠内にある1/128ってなんだ??っていう疑問。
私はシャッター速度か?って思ったけど違いました。答えはストロボの出力を表す数字でした。
1/1がフルで発光で1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64と光量が弱くなっていきます。被写体の明るさを調整するときに変えれば良いのかな?って感じです。
シャッター速度は1/128以下にする必要がある。
通常撮影環境が明るすぎる場合はシャッター速度を速くしたり絞り(F値)を上げたりして対応しますが、ストロボを使うときはシャッター速度を上げすぎるとストロボの光が被写体に当たり切る前にシャッターが切れてしまう。という状態になります。
要するにシャッターが開いている間(光を取り込んでる状態)にストロボの光が被写体に当たり切らないとならないわけです。ストロボの種類にもよりますが一般的に1/128以下にする必要があるとのこと。
ちなみにハイスピードシンクロ(HSSと表記してることもある)に対応していると1/128より早いシャッター速度でもストロボが使えます。これに対応していれば明るいところで背景をぼかしてストロボ使って撮りたいって場面で役に立ちます。具体的には屋外で逆光していて被写体が影になっているときかな。こういうのを日中シンクロというらしいです。実は私はこれをやりたくてストロボ買ったんだよね。
日中シンクロについてはこのサイトの解説がめちゃくちゃ分かりやすかったです。
撮影前に見ておきたかった…。
とりあえず勉強はここまで。
そんなわけで、あまりにもストロボに対する知識と経験がなかったので勉強してみましたが…分かりにくい。
結局は撮ってみて感覚を掴むのが1番の近道って気がしますが、用語や仕組みくらいは知っておいた方がいいよなーってことで今回勉強してみました。この辺を知っておけば次に買うストロボを選ぶ基準にもなりそうだし。
で、今のところ気になっているストロボはこれです。
デザインにグッときました↓
結局デザインかよっていうオチ。見た目はモチベーションに関わるので意外と大事。このクラシックな感じがFUJIFILM X-T3とオールドレンズに似合うと思うんだよね。
ちなみにスペックとしてはガイドナンバー(GN)は14でTTL非対応なのでマニュアル。特徴的なリフレクター(フラッシュの周りにある丸いの)で柔らかい感じの光になるらしい。
ちなみにFUJIFILM EF-X8のガイドナンバー8より明るいから多分大丈夫。
角度調整ができないのでバウンス撮影に非対応だったりしますがトリガーケーブルを使えばホットシューに取り付けなくても使えたりと取り回しは良さそう。
こんな感じでトリガーケーブルを接続すれば光を当てる部分の調節はある程度できそう。
リフレクターを収納すればコンパクトになります。しかもUSB-Cで充電もできるのでスマートです。バッテリー交換できた方が良いっていう意見もあるけどね。
ネットで調べた感じだとほとんどレビューもなく、初心者にはオススメしないって内容も見たので少し悩むけど買ってしまおうかと前向きに考えています。基本的にはポートレートで使うことを考えているので日中シンクロをするのに光量足りるかなーって気もしますが多分大丈夫。レビューだとシャッター速度1/250でも全体を撮れるらしいし。とにかくデザインが良い。
という感じでリモートワークでお金が全然減ってなかったのでもう少し調べるけどかなり買う気あります。