前回レンズを買ったのが2022年2月だったので3ヶ月振りにレンズを買ったわけですが、今年はちょっと価格の高いレンズに手を出してみようと思ってたんだよね。
そこで目をつけてたのがCarl Zeissなんだけど既に持っているCarl Zeiss Jena Tessar 50mm F2.8にはT*(Tスター)コーティングの称号がないんだよね。
このレンズも相当優秀なんだけど、やっぱりT*のレンズを使ってみたい。
そこで調べてみたら…見つけたんだよね。しかも運良く予算を大分下回る価格だったので試し撮りして問題なかったので購入しました。
三宝カメラに行ってみたら見つけました。この写真はRIKENON 50mm F1.7で撮ったんだけど、これもかなり良いレンズだと思います。
色々と質問しましたが分かりやすく教えてくれる親切な店員さんでした。勉強にもなるし、こういうのも購入のきっかけになりますな。
CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.7
CONTAX Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.7
私が手に入れたのはAEJのほうです↓
基本的には同じレンズですがPlanar T* 50mm F1.7 AEJとPlanar T* 50mm F1.7 MMGと言った感じでレンズ名の最後にアルファベットが入ります。
AEが初期型でMMが後期型でJが日本製でGがドイツ製とのこと。
なので私が今回手に入れたレンズがPlanar T* 50mm F1.7 AEJなので初期型の日本製って感じですな。
AEよりMMのほうが良いとかネット上には情報がありますが、私としてはT*のレンズを使ってみたいのが1番の目的なので細かいことは気にしません(笑)
ちなみに今回のレンズの写真はNikon Ai-S Micro Nikkor 55mm F2.8で撮りました。かなり良く写るレンズです。
というわけで、ついに…ついに手に入れたわけですよ!T*の赤が美しい!!
横から見るとレンズ自体はコンパクトで軽いです。オールドレンズは基本的に重いのが多いですが、これは軽いほうだと思います。ネットで調べると190gとのことでした。
最短撮影距離は0.6mとあまり寄れません…。ここだけが残念というか妥協ポイントだったりします。せめて0.4mくらいまで寄れると完璧だったんだけどね。
最短までピントリングを回してもコンパクトです。
予算さえあれば上位モデルのPlanar T* 50mm F1.4も気になってたんだけどね。
空気まで写すレンズと言われるレンズです。上位モデルなだけにF1.4とさらに明るいし最短撮影距離も0.45mと十分使えます。この廉価版が今回のPlanar T* 50mm F1.7です。
マウントアダプターは安定のK&F Conceptにしました。Urthのアダプターと悩みましたが価格差がかなりあったので今回は断念。
買ったのはこれ↓
マイナーブランドで人柱になるのもありかも↓
まぁマウントアダプターでは定番のメーカーなので普通に使えています。
今回はLens Turbo Ⅱと組み合わせて使います。
Lens Turbo Ⅱについてはこちら↓
カメラはいつものX-T3です。
Lens Turbo Ⅱと組み合わせるとこうなります。
50mm × 1.5 × 0.76 = 54.45mm
という感じになります。ほぼフルサイズ画角。
マウントアダプターとLens Turbo Ⅱを組み合わせてもコンパクトで比較的軽量です。
室内での物撮り。
中心のスライドバーを動かすと2枚の写真の比較ができます。
まずは開放(F1.7)とF2です。正直ほとんど違いは分からん(笑)
背景のぼけ感にはほとんど違いはないけどピント面の広さがちょっと違うくらいかな。
とりあえずびっくりしたのは開放でもピント面はかなりシャープでくっきり。今まで使ってたオールドレンズはF2より明るいと滲んだり解像度が急に落ちたりしてたりクセが強く出たりするパターンが多かったんだけど。Planar T* 50mm F1.7は開放からシャープ!それに雰囲気が素直な感じもします。
F2.8とF4だとこんな感じ。
F5.6とF8だとこんな感じ。
最短撮影距離で撮ってみたけどやっぱり0.6mはちょっと遠い…。テーブルフォトは少し厳しいと思います。
いつものチャリンコも撮ってみました。
開放(F1.7)とF2です。ちょっと周辺減光がありますがピント面の解像度は良好。
F2.8とF4です。F2.8で周辺減光は改善。
F5.6とF8です。まぁこの辺りまで絞ればレンズの個性はあまりないと思います。普通に良く写るレンズ。
この写真は手持ちで撮ったんだけどピントが合わせやすいなーと思いました。
夜間も撮ってみました。
開放(F1.7)とF2.8です。これもいつもの夜景ですがF1.7だと都会の夜景であれば余裕で明るさ稼げます。ちなみにISOは320でシャッター速度は1/125sでした。
ちなみに写真に入れるの忘れましたがLens Turbo Ⅱと組み合わせて撮ってます。
F4とF5.6です。この写真だとあまり違いは分からん(笑)
開放(F1.7)とF2.8です。
F4とF5.6です。
夜景に関してはF2.8から全体的に安定しだす感じかなー。私の感覚にはなるけど開放(F1.7)でガシガシ撮りたくなる画質の安定感だと思いました。元々開放で撮りたい気持ちが強いのでレンズとの相性はかなり良いと思う。
適当に散歩しながら撮ってみました。
ギリギリ晴れてたので撮ってみたけど流石にもう少し絞ればよかった…。でも空の青が綺麗に出てるのは分かります。
地元のローカル線からの景色。なんとなくノスタルジックな感じ。
空気まで写すレンズという言葉に納得できた1枚。なんか上手く言葉にできないけど今まで使ってみたレンズとは雰囲気が違います。
吊り革も無意識に撮ってしまいます。ピント合わせがめっちゃ楽な気がする。
GW中なので人が多い2K540は久しぶり。職人さんが集まる楽しい場所ですが写真を撮るのにも適した場所だと思っています。なんか綺麗だしオシャレな感じがするんだよね。
動きだすのが基本遅いので、もう夕方です。
マジックアワーってやつですが編集してないのに空の色がかなり自然で良い感じ。
秋葉原のディープな場所は店の終わりが早い。これも空気感が良い感じ。
秋葉原といえばケバブ屋ですがなかなかの雰囲気で撮れた。てか最近ケバブ食べてないな。
これも良い雰囲気だと思ったなー。何気なく撮ってみたけど前ぼけも綺麗で良いね。
撮り歩いてて思ったのは色味が素直に出てるなーって思いました。T*(Tスター)コーティングの効果なのかな。目で見た感じに近いというかオールドレンズらしさを残しつつしっかりシャープに写すめっちゃ使いやすいって感じの感想。
OLYMPUS G.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4の写りに近い雰囲気をもっとシャープにしたような感じかな。
このレンズもかなり気に入ってます。
しばらくメインレンズになりそうです。
そんなわけで、ずっと試してみたかったT*(Tスター)コーティングのレンズでしたが、これはマジで空気を写すレンズなのかも…って思いました。
上位モデルのPlanar T* 50mm F1.4はもっと凄いんだろうなーと思うんだけど、今回のPlanar T* 50mm F1.7と同じような写りで開放(F1.4)で撮るとクセが強くなるような感じなのかなー?と予想しています。
基本的な写りは想像以上に良かったけど、やっぱり最短撮影距離が0.6mってのがちょっと使いにくい場面があります。でもそれ以外はかなり満足しているので、どうしても寄りたかったらクローズアップフィルターを使うとかで対応すればいいや。
こうなると中望遠レンズとか広角レンズも欲しくなるけど、そこは予算とタイミング次第ですな。
今回のレンズで撮った写真は他にもあるので機会があれば(ネタが切れたら)書いてみようと思います。
今回使ったレンズはこちら↓
本来の画角に近くなる魔法のアダプター↓
使ったマウントアダプターはこれ↓
カメラはもちろんX FUJIFILM X-T3です↓