今年の買い物運はやばいかもしれない…。良い意味で。
先日、川崎大師の話を書いた時に気になったレンズを2本書きましたが、早くも2本目も手に入れました!
レンズ1本目の話はこちら↓
2本目のレンズとなる今回は何気なくネットで探してたらヤフオクで見つけて入札したらあっけなく落札。レンズの状態としてはちょっとカビがありますが写りには影響ない程度とのこと。まぁ分解して掃除するつもりで買ったので問題ないです。
とりあえず分解はまだ勉強中なのと今は時間がないので、そのままの状態で使ってみました。
OLYMPUS G.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4
OLYMPUS G.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4
ハーフサイズカメラ用のレンズです↓
ハーフサイズカメラとは何だ??って感じですが、調べてみると35mmフィルムの1コマを半分にすることで2倍の枚数を撮ることができるカメラとのこと。
詳しくはこのサイトの説明が分かりやすいです。
もう35mmフィルムを半分にして倍撮れるってだけでも尖ってるしロマンあるなーと思ってしまいます。
で、最大の特徴としてはフルサイズセンサーのカメラでは四隅がケラれます。ケラれるとは写真の四隅が黒くなることです。そうならないギリギリのセンサーサイズがAPS-Cなんだよね。
ハーフサイズカメラ用のレンズってことでレンズのサイズは小さいです。
無限遠にした状態がこれ。いつもならF値が表示されてる部分に謎の数字があります。いつものF値はレンズの下側にあります。
これはTTLナンバーという数字で開放(F1.4)を0としてそこから何段絞っているかの数字とのこと。
私としては普通にF値のほうがいいな…。
最短撮影距離は0.35mと割と寄れます。
かなりコンパクトにまとまっています。
マウントアダプターはPEN FマウントからFUJIFILMのFXマウントに変換します。いつもならLens Turbo Ⅱを使っているのですが、今回はAPS-Cのセンサーサイズで使うのでFUJIFILMのマウントに直接変換ですな。
毎度のことですがLens Turbo Ⅱについてはこちら↓
Lens Turbo Ⅱ使わないのは久しぶりです。
マウントアダプターと組み合わせるとこんな感じ。アダプターよりレンズが小さいね。
マウントアダプターの価格としてはちょっと高かったなー。
カメラはいつものFUJIFILM X-T3ですよ。マウントアダプターと組み合わせてもコンパクトです。
最近重たいレンズを使うことが多かったのでかなり軽く感じます。
室内での物撮り。
というわけで、ここからは実際に撮ってみた写真を見てみます。被写体はいつものブタメンのフィギュアです。
真ん中のスライドバーを動かすと写真の比較ができます。
まずは開放(F1.4)とF2です。F1.4だと四隅が暗くなります。周辺減光ってやつですな。私はこれも味ってことでそのままにしてますが修正することもできます。それとピント面の解像度は思ってたより良かったけど少し滲んでるね。
別の日に開放(F1.4)で撮った写真のピント面を拡大してみました。これは元の写真です。
こんな感じでピント面は滲んでます。
ちょっと絞ってF2にすれば改善します。
次にF2.8とF4ですが、普通に優秀な写りだと思います。さすがオリンパスって感じだなー。
OLYMPUSのオールドレンズといえば、G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4も持っていますが、もちろん画質は安定しています。
こっちの方が入手性は高いかも。
F5.6とF8はこんな感じ。室内だともうぼけの量以外違いは分からん(笑)
いつもの駐輪場。
まずは開放(F1.4)とF2ですが開放がちょっと設定ミスって暗くなってしまった…。それでも周辺の光量が落ちていることは分かります。
F2.8とF4ですが、もう普通に良い写りだと思います。
F5.6とF8も普通に良い写りな気もしますがF8はちょっと解像感が変わったような気がします。
今回はF11とF16も撮りました。なんかちょっとF5.6までが良い感じな気がするなー。普段使いだとF5.6までしか使ってないから気のせいかもしれないけど…(笑)
開放(F1.4)で最短撮影距離で撮ってみました。なかなか寄れるし滲みすぎることもなく良い感じにふわっとしてます。
上野公園を散策しました。
絞るとレンズの個性が出にくいので基本的に開放(F1.4)で撮ってます。
※一部Flickr経由で載せています。
開放(F1.4)で撮ってみたけど、なかなか滲んでます。オールドレンズらしい写り。
F2.8まで絞れば多少周辺は流れるけど滲んでるのもなくなり解像感が上がります。
上野東照宮に行ってみました。この滲んでる感じけっこう好きかも…。
近距離だと開放(F1.4)で撮っても滲まないので光の当たり方で変わるのかも…?
色味も自然な感じで良いと思う。
やっぱ光の加減なのかなー。開放(F1.4)だとめっちゃ滲む。
F2.8だと安定します。
初めてみたんだけど寒桜という冬の時期に咲く桜を発見。
あまり修正や加工が好きではないので露出補正とかすみ除去くらいしかやってませんが、ちょっと色褪せた感じというかエモい写りになりました。かなり良い感じ。
微動だにしない鳥がいたので狙ってみました。何の鳥かは分からん(笑)
今年は調子良いですが雨男なので晴天は慣れない…。やっぱ滲んだ感じになるけど雰囲気はかなり好み。
まぁご時世的に休演中でした。正直屋外なのにそんなに制限する必要があるのか?と思ってしまいますが、こればかりはしょうがない。治療薬ができるまで我慢ですな。やれやれ。
そんなご時世とは関係なく外は人でいっぱいです。
雰囲気マシマシに写ります。
撮り歩いた感想としては、開放(F1.4)で撮ると基本滲んだような感じになるけど、解像感は良い感じにあり味と画質のバランスが良く感じました。
屋内でも撮ってみました。
秋葉原で定期的にチェックしている2ndBASEにも行ってみました。
掘り出し物を探しつつ試し撮りしました。
距離が原因なのか光が原因なのか分かりませんが、開放(F1.4)でもシャープに写ります。
ピントを合わせるのは比較的簡単な気がします。
これは開放(F1.4)でどんどん撮りたくなるレンズだなー。
夜も撮ってみました。
イルミネーションを撮ると盛大に滲みます。
これはそこまで滲まな方ので光の種類によって変わるのかも…。
アメ横まで戻りました。本当はもっと暖色系の色でしたが白に補正されました。これはレンズというよりはカメラボディの性能かな。
ふわっとした飲み屋街。
いつもの歩道橋から撮ってみました。
夜のスナップ撮影は最低でもF2.8まで絞った方がシャープに写るね。滲んだ感じでポートレート撮影したらどんな感じになるのかね?多分良い感じになるような気がします。
OLYMPUSのレンズと相性がいいかもしれません。
そんなわけで、OLYMPUS G.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4で撮り歩いてみました。
以前手に入れたG.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4もかなり好みな写りだったのでOLYMPUSのレンズと私の相性は良いのかもしれないなー。
散々Lens Turbo Ⅱと組み合わせていろんなレンズを試しましたが、まさかのLens Turbo Ⅱに対応していないG.ZUIKO Auto-S 40mm F1.4が1番良いかもしれない…。
ついに今回で20本目のレンズなので、個人的にグッときたレンズのランキングでもやってみようかなー。それに防湿庫が限界なので手放すレンズも決めないとな…。
【2022/02/16追記】純正レンズフードを手に入れました!
せっかくなら純正のレンズフードが欲しいなーと思って探したんだけど、ネット上だと価格がやたらと高い…。多分入手性が低いのかな?
そんなことを考えながら上野のアメ横センタービルにあるアメ横カメラに行ったら…
あったんだわ(笑)運というかタイミングの良さにびっくり。しかもヤフオクなどの価格よりもかなり安かったので即決。
型番はS-45でした。
かぶせ式のフードでネジを閉めることで固定できます。
装着してみました。さすが純正ですな。一体感が凄い。
逆付けもできます。ワンタッチでの取り付けはできないけど、使わないときはスマートになります。
多少汚れていたので軽く磨きましたが、時間があるときにもう少し綺麗に磨くかも…。
今回のレンズはこちら↓
使っているマウントアダプターはこちら↓
カメラはいつものX-T3です↓