AppBankの経営赤字に対する私の見解を書いてみる。

雑談
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まずはこの記事を見てほしい…。

AppBank、最終赤字は2億6600万円 通期予想も赤字転落へ
AppBankが2017年1〜6月期の連結決算を発表。最終損益2億6600万円の大幅な赤字となった。

要するに実店舗の経営やYouTubeなどのメディア事業が約2億6000万円の赤字になったって話です。

この事について私なりの見解を書いてみたいと思います。ちょっと辛口かも…(笑)

 

初期の頃はガジェットオタクにもウケが良かった?

そんな風に私は思っています。なかなか一般的な量販店にはない品揃えで競合店との差別化も良い意味で出来ていたのではないかなと思いますし、そこが大きな魅力の1つだったように感じます。特に私のような実物を見てから買い物をしたい人にとってはありがたいお店でした。

実際にひらくPCバッグなどは実物をなかなか見れる場所がない中、AppBankには実物を展示してあったので、店内でいろいろ試したりして結果衝動買いした過去があります。(たしかコラボモデル)

今でも愛用しています↓

記憶違いかもしれませんが、実店舗でAnkerの商品を販売したのもAppBankが競合店より比較的早かったような気がします。

とにかく私の場合は実店舗に置いてないような物はAppBankで探してみようという気持ちでお店に行ってました。

 

ところが少しずつ流れが変わりました。

有名どころではパズドラなどのスマートフォン向けのゲームの実況をYouTubeで始めた辺りから実店舗の様子が変わったような気がします。

具体的にはパズドラ関連の商品やお菓子などを実店舗にも展開するようになったわけです。

さらには会社のスタッフをタレントのような扱いにしてグッズを展開するようになりました。

YouTube(ネット上)で人気(再生数)があるからと言って世間的(現実世界)でも認知されているかはイコールではないと思います。タレントグッズなんていうのは簡単には手が出せるジャンルではないと私は思います。

AppBankと同じようにスタッフを半タレント化してるとこではeイヤホンが似ていますが、AppBankとの決定的な違いはeイヤホンの場合はあくまでYouTubeやブログ、店頭のPOPでスタッフが出てくることは多いですがスタッフモデルっていうのは(たしか)展開していなかったと思います。

そのかわりにeイヤホンとコラボした製品はいくつかあったりします。(主に限定カラー)

オーディオ(イヤホン、ヘッドホンなど)の専門店(eイヤホン)とコラボしたっていうのを前面に出していたこともAppBankとの大きな違いだと思います。個人より会社の名前の方が世間的には分かりやすいです。

eイヤホンは通販では楽天にあります↓(お世話になってます。)

 

売り場面積とのバランスが悪かった?

そうなることで売り場にある商品の割合にも当然変化が出てきました。

店舗面積が小さいところにも半分くらいはスタッフやパズドラなどのグッズ売り場を展開することになったので、当初の量販店にはなかなか置いていない物が少なくなりました。しかもガジェットではなくお菓子なども展開するようになったことで何のお店なのか分からなくなってきたわけです。

というのも私は過去にAppBankが入っている同じ商業ビルで働いていたので、店舗の様子は頻繁にチェックしていました。

 

AppBankが上手くいかなかった理由は3つ。

結果論みたいに見えてしまうかもしれませんが、私が思うポイントとしては大きく分けて

  1. 実物をなかなかみることができない商品の展開をもっと追求すれば良かった。
  2. ネットと現実の住み分けが曖昧だった。
  3. 人ではなく商品をメインにすれば良かった。

①に関しては初めに私が書いた通りで、補足すると初めはちょっとマニアックなガジェットのお店だったが最終的にはキャラクターグッズのお店って感じのイメージに変わりました。

②に関しては本音のところは分かりませんが、○○ってゲームが人気だ!→YouTubeの反響もあるし出演してるスタッフの評判も良さそうだ!→グッズ展開しよう!で、失敗したように感じます。インターネットと現実世界の住み分けは大事です。

それにYouTubeなどでの実況(プレイ)動画も個人で簡単に作ることができるコンテンツなので一人勝ちってのはなかなか難しいです。飽和状態ってやつです…。

③に関しては②と同じような理由です。
マニアックな物をメジャーに引き上げるお店であって欲しかった。

私の場合は初めの他店には置いてないような珍しいガジェットがあるのが魅力だった。そこにこだわって欲しかったなーと思います。

比較するのがeイヤホンばかりで申し訳ないですが、私もいくつかレビューを書かせてもらったTaoTronicsも当時はAmazonだけでしか販売してなく実店舗には置いてない超マニアックなメーカーでした。まぁ私のような無名ブロガーにもレビューを依頼してくるくらいなので…(笑)

それが今ではeイヤホンで取り扱うようになり人気メーカーの1つになっているように感じます。ちなみにもう私にレビュー依頼なんて来てません(笑)

爆発的に人気が上がるやり方ではないような気がしますが、地道にまだ世に知られていない良い物をメジャーに引き上げる(実店舗に展開)ことを継続してやっていけば長生きできる成功をすることができた可能性はあったのではないかと思います。

そんなわけで、AppBankのファンだった私が今回の事についての個人的な見解を書いてみました。初心に戻ってほしいなー。

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