今年は忙しくて桜を撮りに行く時間がなさそうだなーと思ってましたが、ぎりぎり間に合いました。
で、クラウドファンディングで支援したレンズが割と前に届いていたんだけど、なかなか触る時間がなかったので桜を撮るタイミングでじっくり使ってみました。
このレンズです↓

ピンホールレンズという現代のカメラレンズの原点的な感じの仕組みのレンズですな。果たしてどんな写りをするのか?
これがPinhole Pro Sだ!
届いた箱にはレンズが入っているだけです。
取り出してレンズキャップを外しました。とんでもなくシンプルです(笑)
カメラボディ側はこんな感じ。見ての通り電子接点がないのでMFになります。
しかしピントリングがついていないのでフォーカスをどう合わせるのかは謎…。レンズについているのはこれまた謎の数字が書いてあるリングのみ。回すと明るさが変わったのでピンホールの穴のサイズなのかな?
UVフィルターが付属されてました。
私の愛用するOLYMPUS OM-D E-M10に取り付けてみました。木製グリップを付けてみたりとかなり遊んでます(笑)

薄型のレンズなのでしっくりします。
桜を撮ってみました。
さて、問題のどんな写真が撮れるのか?ですな。
Twitterを見てたら都内の桜は葉桜になってきたという情報があったので自宅の近所の桜を撮ってきました。
ピントリングもないしレンズとは言ってるけど穴が空いているだけだし…。今回はFlickrにアップしたので写真をクリックすると細かい情報を見ることができますよ。
ちなみに加工はしていません。
なんだ…これは…!?
かなりぼやけた写真でした…。昔の写真のような感じがします。しかもセンサーにゴミがついてる(笑)
被写体が何か分かる距離を探しながら必死に撮ったけどこれが限界です。なかなか難しいレンズだなー。
近づいて下から撮ってみました。やっぱりピントは合わないなー。きっとピントとかの概念がないのかもな。最近の解像度の高いバッキバキの写真が多い中これはこれで新鮮な気もします。
逆光で撮ってみました。
背景が空だと色が飛んじゃうなーってことで撮ったのがこれです。超ふんわりした写りですな。
撮ってみた感想。
かなり苦戦しました。とりあえず屋外で使う場合に取りやすくする方法としては…
ISO感度はかなり高めにする。
EVFを使った方が確認しやすい。
この2点を意識することでそこそこ取りやすくなります。特にEVF(電子ビューファインダー)を使わないと輪郭が出ているかの確認が難しすぎます。どれだけ狙ってもピントが合うことはほぼないので自分でこのくらいかなーってのを探して決める必要があります。そのためにはEVFで確認した方が楽です。
ISO感度については、レンズ自体がかなり暗いのでかなり感度を上げて撮影する必要があります。ってことはノイズとの戦いにもなります。フルサイズなどの高感度に強いカメラボディを使えばもう少し良くなるかもしれません。
それと私はライブハウスで写真を撮るのが目的でカメラを買いましたが、屋外でもシャッター速度を遅くしないと暗いのでかなり厳しいと思います。
いつものレンズでも撮ってみました。
せっかくなので比較の意味でいつも使っているメインレンズでも撮ってみました。
魚眼レンズが欲しいなー。
現代のカメラって特に気を使わなくても綺麗な写真が撮れるんだなーと改めて思いましたよ(笑)
ちょっと明るすぎたかな。まぁこれくらいは簡単に撮れます。
まぁ毎年撮ってるけど特に代わり映えのない絵だなー。人物(女の子)の写真が撮りたいです…。
難しいのが楽しい!
そんなわけで、ピンホールレンズというのを試してみました。機会があれば人物(女の子)を撮った時にどんな感じになるのかとても興味があります。バッキバキの超高解像度も良いですが、今回のピンホールレンズのような解像度ではない部分で個性を出すのも楽しいと思います。
まぁ時代的にフィルターかけたり加工すれば同じような写真にすることもできるんだろうけどね(笑)
ちなみにFlickrには他にも撮ってみた写真があるので興味のある方は見てやってください。
