お盆休みなので購入した翌日にすぐ練習するために都内と自宅周辺で撮ってきました。
どういう設定が良い感じになるか?得意な環境だったり光は何なのか?といった感じのことを調べながらひたすら撮っては確認しての繰り返しをやってました。これはもう練習というよりは修行ですな。
というわけで後半です。
前半はこちら↓
実際に撮ってみて思ったのはレンズフードでかなり左右されるなーって感じでした。かなり光の影響を受けやすい。
とりあえずどんな感じの写りになるのかガシガシ写真を出してみようと思います。基本加工はしないで撮って出しの1発勝負です。
ここからは写真多めです。
カメラはFUJIFILM X-T3↓
もちろんLens Turbo Ⅱと組み合わせてます↓
今回の主役です↓
神のレンズを使いこなせるようになりたいわー。
レンズクリーニング前と後で写りに変化がありました。
2ndBASEの店内で試し撮りをしましたが、微妙にネット上の写りと違うことに違和感を感じてたので個体差や状態による違いの可能性もあるとは思ってたけど一応掃除してみました。
私の実力的に完全に分解するのは元に戻せなくなる可能性が高いので前玉と後ろ玉をを外してエタノールで掃除した程度ですが変化はあったような気がします。気のせいかもしれないけど…(笑)
左がクリーニング前で右がクリーニング後です。
別日に撮ったので画角が違いますがカメラの設定も店内の照明も同じだし同じ場所から撮ったのでほぼ同じ状況だと思います。まぁ参考程度に。
ロシアンホワイトだと言い聞かせていた白っぽくなる感じが軽減されてました。ピント面も少しくっきりしたかな。
やっぱり距離は違うけど白っぽくなる感じは軽減されたような気がします。
これも車の緑の色味が変わったと思います。相変わらずピント面はぼやっとしてるけどね。
これは肉眼ではほとんど変化はないように見えます。
もしかしたらピント合わせがミスってる可能性もあるけど、ピント面は少しだけスッキリしてるような感じがします。
劇的な変化があったわけではないかもしれないけどクリーニングして良かったと思います。なんか前に分解したような跡があったのでやってみようと思ったんだよね。
このクリーニングをした後に撮ってます。
被写界深度はかなり薄いです。
とりあえず開放はF2ってことでどれくらいピントが薄いのか確認してみました。
これくらい薄いです。(人工芝)
もちろんオートフォーカス(AF)なんて便利な機能はないのでマニュアルフォーカスでシビアなピント合わせをします。
ちなみに最短撮影距離は85cmなのでテーブルフォトはなかなか厳しいです。
テーブルからちょっと離れて撮ってこんな感じなので狭い店内だときついです。
店内で手を上げて撮ってた人は私です。
両方とも屋外ですが、コントラストは低め。色味を強く出したい場合はFUJIFILMのカメラであればフィルムシミュレーションのVelviaで撮れば多少色のりは良くなると思います。ちなみに私は全てProviaで撮ってます。
屋外で撮ってみました。
浅草に行ってきました。とにかく人が多いので疲れますが練習には良い環境です。
というわけでいきなり会心の1枚!
この写真を撮るまでに100枚くらい練習してました(笑)で、やっとイメージ通り撮れたのがこれです。ティアドロップ海外から来た女の子。
良い感じの透明感というかふわっと感。
これもイメージ通りに撮れた1枚。
Helios-44-2 58mm F2みたいな透明感ですがJUPITER-9 85mm F2の方がこのふんわり感は出しやすい。ただピント面の解像度はHelios-44-2の方がカリッとします。
Helios44-2よりJUPITER-9の方が光の影響が出やすいレンズって感じです。どうしてもカリッと撮りたい場合は絞れば落ち着きます。
何となくACROSで撮ってみたけど、これも良い感じ。今度ACROS縛りで1日撮ってみようかなー。
日陰でもピント面はちょっとぼやけてます。
場所が変わった瞬間ここまで写りが変わります。ピント面はもっとぼやけますが個人的には好きな感じ。もう少しシャッター速度を上げて暗くしても良かったかも。
光の当たり具合によってはここまで白くなります。いわゆるロシアンホワイトってやつです。使いこなしが難しい。
光の当たり方の影響は受けやすいですがF2.8で撮るとこれくらい変わります。被写体に指示を出さない(出せない)状況だと、どういう感じで撮りたいかを瞬時に判断しなければならないので大変。
ちなみに私は被写体が過度にカメラを意識して欲しくないので基本的に指示は出さないで自然な表情を撮るスタイルです。
背景の溶ける感じのぼけも良いと思います。どうしてもHelios-44-2と比較したくなるけど、違うタイプの透明感だなーと思います。
ロシアンホワイト以外で気が付いたのは順光だと緑の色がかなり綺麗に出ました。前後のぼけ感も良いし玉ぼけも綺麗だと思います。
何枚か撮っていて思ったのはF2からF2.8に絞ってもピント面のぼんやり感にあまり変化はないかな。
思い切ってF5.6まで絞って撮ると、今度は色味に変化が出ました。光の当たり方の影響の可能性もあるけど、これくらい難しいレンズです。
千葉県の柏にある長全寺でも撮りました。良い感じの透明感かなーと思います。
逆光でのブツ撮り。何となく特徴が分かったような気がします。
順光だとさすがに色のりも良い感じ。背景のぼけも良いね。
夜景も撮ってみました。
花やしきにピントを合わせてます。やっぱ光の影響を受けやすいのか日も落ちかけの時間帯になると安定します。
ピント面のぼやっとした感じは夜間でも同じ。くっきりしすぎない感じは割と好み。
これはちょっとシャドウを上げたけどこういう明暗のはっきりした写真が得意なのかもと感じた1枚。
ピント面は相変わらず。上手く利用すれば良い感じに撮れそう。
そして地元の駅に戻りました。ちょっとアンダー気味に撮ると雰囲気出るのかも。
多分これが得意なんだと思います。
まだ数日しか撮ってませんが、多分明暗のはっきりした環境で撮ると良い感じになるような気がしました。
例えばこんな感じ。雰囲気出てるんじゃないかなー。
黒潰れもしてないし光の感じも良い。
神のレンズは難しいけど雰囲気は凄い。
そんなわけで、神のレンズと呼ばれるJUPITER-9 85mm F2を使いこなせるようになるために練習しました。
今回撮ってみた感想としては明暗のはっきりしたところで撮るか、適度に光の多い場所でロシアンホワイト全開で撮るかって感じの使い方が良さそう。そしていつもよりちょっと暗めの設定で撮ると良いような気がしました。
絞ってもそこまで解像度は上がらないので、光の中に消えていきそうな透明感を狙うことのできるレンズって感じかな。画質の荒さより雰囲気強め。オールドレンズらしく余計なところは写さないので肌の感じも修正なしで良い感じに撮れると思います。
そしてふんわり感はHelios-44-2 58mm F2よりも凄く、ぐるぐるぼけは出ない。
同じ画角のCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 AEGと比べるとキャラとしては真逆。Planarは明暗の表現が良い感じのコントラスト高めのくっきりした写りって感じなので環境や被写体によって使い分けると表現の幅が広がって良いなと思います。
9月にはポートレートをやる予定があるので、もうちょっと練習してJUPITER-9 85mm F2を持ち出してみようと思います。楽しみ。
今回使ったレンズはこちら↓
カメラはFUJIFILM X-T3↓
もちろんLens Turbo Ⅱと組み合わせてます↓