【解説】バイノーラル録音を映像付きで撮影したので詳細を解説します。【立体音響】

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サンプルが増えてきたので記録します。って感じで今回は進めていきます。

私が可能性を追求しているバイノーラル録音について今回は映像付きで撮影してみました。ちなみにバイセクシャル録音ではありません(笑)

バイノーラル録音とは何だ?って人はこれを読んでみてください↓

【勉強】バイノーラル録音とは?【立体音響録音】
私はバンドでドラムを叩いてるんだけど、演奏以外にも様々な試みをやってみたいと日々模索してます。 その中の1つでもある音源の配信なんだけど、あくまで低コストとスピードを売りにしていきたいので基本的に自力...

まるでその場にいるかのような臨場感のある録音ができる方法って感じです。

 

使用機材は?

過去にも書いてますが、録音に使っているのはこれです。

Roland ローランド バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM

Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓

大げさな機材を使ってるわけではなくコンデンサーマイクが内蔵されているイヤホン型のマイクで録音してます。

過去の実験結果はここにまとめてあります↓

【録音します!】出張バイノーラル録音を始めたいと思います。
バイノーラル録音の面白さと可能性を知ってもらうために出張録音するぞって話です。

これに今回は映像付きってことでiPhone7とSONYのHDR-MV1を使って撮影しました。

ソニー SONY ビデオカメラ HDR-MV1 高音質 ブラック ミュージックビデオレコーダー HDR-MV1 BC

Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓

HDR-MV1に関しては外部入力端子が本体についてるのでそこにCS-10EMを接続して撮影しました。

こんな感じで端子があるので便利です。ただしカメラの機能としてズームすることができないので基本的に定点での撮影になります。まぁバイノーラル録音をやってるときは動くことはできないので特に問題ではなかったかな。

逆にiPhone7で撮影する時にはちょっと工夫が必要になります。

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Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓

今では新品を見つけることはほとんど不可能なので中古を探すしかないですが、これにLightning端子に変換するアダプターを組み合わせるとiPhone7でも使うことができます。

こんな感じです。

それでは実際に撮影した動画を元に解説してみます。なかなかマニアックな内容ですよ(笑)

 

まずはiPhoneのカメラで撮った映像を見てみます。

まずはBLOWIN SMOKEってバンドのライブ映像をバイノーラル録音で撮ってみた動画を見てみます。

※イヤホン、ヘッドホン必須音源です。

全部で4本の動画をアップしましたが、その中の1つで見てみます。

まず場所は吉祥寺Planet KでiPhone7とCS-10EMの組みまわせで撮影しました。使ったのは特別なアプリではなくiPhoneの標準カメラなのでデジタルですがズームもできます。アングルを変えることもできますが、当然頭を動かすことはできません。少しでも動かすと音の定位が変わって音の聞こえ方が変な感じになります。なかなか神経を使います(笑)

ちなみにCS-10EM高音をあまり拾ってくれないので、そのままだと少し篭った感じの音になってしまうのでイコライザーで調整をします。

こんな感じです。動画の音を聴くと分かりますが低音が少し割れています。なのでギリギリまで低音をカットしています。これは私の入力レベル(録音音量)のミスです…。それと耳に刺さる感じの高音も少しカットしました。

イコライザーの画像を見ると149Hzの部分を少し持ち上げてますが、これはベースの音の抜けを良くするために少しだけ調整しました。高音部分が上がってるのは単純に音が篭っているのでいじりました。

 

SONY HDR-MV1で撮影した映像を見てみます。

次にulma sound junctionという私の大好きなバンドをバイノーラル録音で撮ってみました。このバンドはとにかく音のバランスが素晴らしいです。CDより断然ライブの方が良さが伝わると私は思っています。

場所は新宿Live FreakHDR-MV1CS-10EMの組み合わせで撮りました。

HDR-MV1は映像確認用の液晶画面が本体の横についてるので画角は安定してません(笑)おまけ程度に見てください。問題はですよ!

やはり録った音のバランスは低音寄りなので少しイコライザーでいじります。

ベースの音が抜けるように低音をいじってます。あとは中音から高音にかけては足りない部分を全体的に持ち上げてます。

これはバンドではなくライブハウスの音が原因だと思いますが外音(ステージ両サイドにあるスピーカー)の低音が回っていてボーカルの声と音被りしてしまっていたので試行錯誤しましたが、なかなか声が抜けなくて苦戦しました。

 

可能性の追求は今後も続きます。

そんなわけで、今回のバイノーラル録音ですが個人的には満足のいく感じにはなりませんでした。もっとバランスの良い立ち位置(録音する場所)があったんじゃないか?と思います。言い訳になりますがリハーサルの段階でしっかり確認しておく必要があったなー。

バイノーラル録音はあくまで自分が聞こえている音をそのまま録音するって感じなので、リスニングポジション(録音する立ち位置)とバンド自体の音やライブハウスのPAさんが出してる外音がしっかり噛み合うと上手く録れるんじゃないかなーって思いました。

しかし、バンド側やPAさんにそこまでの注文はできないので、イコライザーで整える必要は今後も続くと思います。

こんな感じで引き続き可能性を追求していきたいと思います。映像付きの理想は360°カメラでVR動画にバイノーラル録音の音源を組み合わせることだなー。

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