完結編です。完結しませんでした。まだまだ問題はありました…。
今回は写真が大量です。
前回のあらすじ…
こんな感じや、
こんな感じを組み立ててみましたが、片耳からしか音が出なかったり生楽器の返しがもらえないなど問題点があってこれは難しいかなーと思ってたらスプリットケーブルという存在を知ったのであった…。
片耳だけでモニターするドラマーさんも多いですが私はヘタレなので集中できないと思い両耳からモニターできるようにするのが目的です。
そんなわけでプロのドラマーさんのセッティングや考え方を知って改めて組み立ててみたのがこれです。
こうなりました。実際に自宅で試したら大成功でしたので解説してみます。
TAPCO MIX50
ART USB MIXはパンが振れないので普通のミキサーにしました。自宅のiMacで使ってたミキサーなので手持ちの機材で何とかなりました。
今はTAPCOってメーカー自体が消えてしまったらしいけど、かなり安く買えた記憶があります。しかも頑丈なので持ち運びには最適。
EXFORM iDJ SPLIT CABLE ヘッドホン出力用分岐ケーブル 3.5-STJX2-0.5M
Amazonのレビューも参考にしてます↓
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今回の問題を解決に導いてくれたスプリットケーブルです。これはDJをやってる人には定番のケーブルらしいけど、特長はケーブルからLRの音を個別に出力してるのですが音はモノラルだけどイヤホンの両耳から聴こえます。
仕組みはこんな感じです。私には上手く説明ができない…。EXFORMのHPから画像を拝借しました。とにかくこれでLRに振った音が片耳ではなく両耳から聴けます。
これの赤(R)をPAに送って白(L)をドラムのイヤモニに送ります。ミキサーに挿す端子がステレオミニプラグなので変換が必要になります。
※私はAmazonでは買ってないので説明やレビューなどを見て判断してください。
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ステレオミニプラグから赤(R)と白(L)に分けるケーブルです。フォンプラグが欲しかったけどRCAしか在庫がなかったー。サウンドハウスには在庫があるけど今からでは次のスタジオに間に合わないので、とりあえず購入。
合体しました。ケーブルが無駄に長くなるのが難点なので後日サウンドハウスでショートケーブルを買ってスマートにします。
※私はAmazonでは買ってないので説明やレビューなどを見て判断してください。
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そしてRCAからフォンプラグに変換します。家電量販店より秋葉原のガード下のパーツ屋の方が価格も安いし種類が豊富です。
変換しました。これでミキサーに挿す準備は完了です。
こんな感じに接続します。
※私はAmazonでは買ってないので説明やレビューなどを見て判断してください。
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次はスプリットケーブルの赤(R)です。PAに返す方ですが、ステレオミニプラグでは多分困ると思うので、ここでも変換アダプターの出番です。写真のはステレオミニプラグからフォンプラグに変換するアダプター。
※私はAmazonでは買ってないので説明やレビューなどを見て判断してください。
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さらにライブハウスによってはイヤモニを使いますって言うとXLR端子のケーブルを渡してくることが過去ありました。そこを想定してフォンプラグからXLR端子に変換するアダプターも購入。
合体するとこうなります。もう変換地獄ですよ(笑)
これで…
PAさんがどんなケーブルを持ってきても対応できるはず。
次は同期する音源です。
写真を撮るのを忘れてしまったのですが、フォンプラグからステレオミニプラグ(オス)に変換するケーブルは手元にあったので接続。さらに昔iPod nanoを使ってた時にDock端子から音を出したいってことで買った30ピンからステレオミニプラグ(メス)に変換するアダプターを接続。
さらに30ピンのDock端子からLightning端子に変換…
そこにiPhone6 Plusを接続!Lightningの変換アダプターは純正ですが30ピンの変換アダプターは秋葉原の裏通りで買ったので、果たして音は出るのか?
イヤホンはUltimate Ears Triple.fi 10 PROを使用。
出ました!!
しかも音はモノラルなのにちゃんと両耳から出る!!
いやー、一安心ですよ。これでダメだったら詰んでしまうところでした(笑)
iPhone6 Plusは動画撮影に使ってるので昔買ったiPod nanoが復活です。電池がヘタってなければいいけど…。
次にこの組み方で正しく音をLRに割り振る音源の作り方です。
画像はcubaseのですが、多分他のDAWでも基本同じかと思います。
1トラックにはPAに送る同期用の音源
2トラックにはドラムがモニターする同期用の音源
3トラックにはドラムが聴く用のクリック音
1と2に入ってる音源は全く同じですが、2と3はドラムにだけ返します。
スプリットケーブルの赤(R)はPA、白(L)はドラムに送るのでパンは1トラックをRに振って2と3トラックはLに完全に振ります。これを間違えるとクリック音がお客さんに聴こえてしまう危険があります。
ミキサーに接続はこうなりました。
注意点は生楽器の音をPAさんから返してもらう際にパンを必ずLに振らないとPAに返す赤(R)に生楽器の音が返ってしまいます。
PAに返すのは同期用の音源の音だけです。
左から、
PAから生楽器
同期用の音源
PAに返す音
イヤモニに返す音
こんな感じです。とりあえず自宅では成功したのでスタジオでも問題なければいいんだけどねー。iPod nanoのDock端子から音を出力する理由はイヤホン端子からだと出力が小さいらしいです。それとイヤホン端子からだとiPod nano本体から音量の変更ができてしまうのでトラブルの元かなーと考えました。
あとは結局PAにもドラムにも返す音はモノラルなんだけど、これに関しては狭いライブハウスならモノラルの方がむしろ良いって考えの人が多かった。たしかにステレオで出してもリスニングポイントなんてないようなもんだし片側のスピーカー前にいる人はステレオ感なんて絶対無理だろうし、そう考えるとモノラルの方がいいわな。
そんなわけで、長々と書きましたが完結しました。結局はスプリットケーブル1本で解決するような話でした(笑)
今後の課題としてはケーブルが無駄に長くなってしまったのでショートケーブルにできるのは交換したほうが良いわな。
あと機材が大袈裟になってきたのでエフェクターボードに入れてまとめたいなーって感じです。