レンズはしばらく買わないと思ったら良いのに出会ってしまったり、フラグのつもりはないんだけど結果的にフラグ回収みたいな感じになってしまってます。
2022年の11月にレンズを買って以来なので約3ヶ月ぶりですよ。最近思うのはネットで調べると当時は7000円くらいの中古相場が今では14000円くらいまで価格が高騰してるんですよ…。流行りなのかご時世の影響なのか。
今回はオールドレンズの中では定番で人気なHelios-44-2 58mm F2を手に入れた話です。
定番といえばSuper Takumar 50mm F1.4やSMC TAKUMAR 55mm f1.8だと思うんだけど、それに並ぶ定番レンズとして人気とのこと。
特にHelios-44-2 58mm F2の人気な理由はぐるぐるぼけなんだよね。特にSNSで人気らしい。
しかし私の場合はぐるぐるボケよりもロシアンホワイトと言われる色に惚れました。2ndBaseに作例があるんだけど、あれば物欲を刺激されます。私もこんな写真撮ってみたい!って思わせるのがいっぱいあるんだよね。
というわけで、見てみますよ。
VALDAI Helios-44-2 58mm F2
個体差の激しいレンズです↓
秋葉原にある2ndBaseでなかなか状態の良いレンズを見つけたので購入しました。
ちょうど銀座で世界の中古カメラ市でも同じレンズがあったので状態を比べて良いと思った方を選びました。
Heliosというレンズはちょっと複雑で同じレンズを各メーカーで作ってるんだよね。KMZとVALDAIとMMZが共同制作してます。私が手に入れたのはVALDAIが制作したレンズを手に入れました。本当はKMZのHelios-44-2 58mm F2が欲しかったんだけど作例を見る限り写りの方向性に大きな違いはないような感じがしたのでまぁいいかと。
レンズに曇りやカビはなくかなり良い状態だったのも決め手でした。
絞りリングがレンズ先端にあります。しかもプリセット絞りってやつで写真の状態だとF2からF16まで絞りを変えることができます。まぁ詳しくはググると出てきますがちょっと使い方にクセがあります。
それとレンズのカメラ側がくびれてるのも特徴です。
絞り羽は少し油が染みてるけど特に問題なく動くので、今は何もしていないけど分解清掃するかも。
最短撮影距離は0.5mまで寄れます。そこそこテーブルフォトにも使えます。
ちなみにHelios-44-2 58mm F2はCarl Zeiss Jena BIOTAR 58mm F2のコピーとのこと。BIOTAR 58mm F2の作例を見ると確かに似たような写りだしぐるぐるぼけも出てました。
Lens Turbo Ⅱとの組み合わせには注意が必要です。
いつものFUJIFILM X-T3とLens Turbo Ⅱの組み合わせで使います。K&Fのマウントアダプターを使ってるけど色がシルバーで統一感がないのが気になる…。
Lens Turbo Ⅱを使うとフルサイズ換算で約54mmになります。
これが欲しい↓
Lens Turbo Ⅱに関しては3本試したら2本が無限遠が出ませんでした。レンズによっては後玉がLens Turbo Ⅱのレンズに干渉してピントリングが回りきらないんだよね。唯一無限遠が出た(ピントリングが回りきった)1本を購入したので問題ないですが、原因は不明…。個体差なのか過去の持ち主が分解したことで何かが変わった可能性があるのか?なのでLens Turbo Ⅱと組み合わせたい人は注意が必要です。
室内での物撮り。
全てISO160で撮ってます。
まずは開放(F2)とF2.8から。ピント面の解像度が良好だと思います。ちなみにF2だと少しかすみかかった感じになります。屋外だともっと分かるんだけど、これがポートレート撮影で良い感じになるんだよね。
次はF4とF5.6です。さすがCarl Zeiss Jena BIOTAR 58mm F2のコピーって感じで解像度が高いね。
次はF8とF11です。F8でりんご全体にピントが合いました。
で、最後にF16。あまり使うことはないかなー。
特徴を出したいときは開放(F2)でF8なら大体何でも綺麗に撮れるなーって印象です。まぁこのレンズなら開放(F2)で撮りたくなるなー。
いつもの駐輪場で撮りました。
屋外だと特徴が強く出ます。
まずは開放(F2)とF2.8です。
光の影響を受けやすいのかF2だとかすみがかった感じが強く出ました。F2.8で突然クリアになります。当時はF2ってかなり無理した設計だったのかな?
次はF4とF5.6。ここからはぼけの量が変わるくらいの変化。
そしてF8とF11です。優秀な写りです。
で、最後はF16。
散歩しながら撮ってきました。
全て開放(F2)で撮ってます。
神田明神に行ってきました。曇りなのが残念。早速かすみがかったような写りになりました。
オブジェがあったので接近します。
なかなかふわっとした感じで撮れた1枚。こう見ると結構寄れるね。
で、会心の1枚が出たわけです。この透明感のある写りに惚れて買ったレンズなんですよ。しかもちょっとぐるぐるぼけも出てます。
ちなみに私は撮った後にLightroomで露出だけ修正することが多いんだけど、Helios-44-2 58mm F2では露出修正しなくでも十分明るく撮れてるのも発見でした。なのでマジの撮って出しです。編集なしです。
少しづつ咲き始めてますが、それよりもぼけがざわざわしてます。ぐるぐるではなくざわざわ。
ふだんはF2より明るいレンズを使うことが多いはずなのにめっちゃピントがシビアな気がしました。かなりむずい。
近くで撮らないとぐるぐるぼけはでないと思ってたけど出ました。狙って出すには練習が必要だなー。
玉ぼけの感じを見てみると周辺が回ってるような感じになりました。これがぐるぐるぼけのヒントかも。
モデルさんを撮影しました。
先日行ったCP+2023でモデルさんがいたので撮ってみました。やたら長いけどCP+の話も書いてるよ。
ここの写真も全てHelios-44-2 58mm F2で撮ってます↓
楽しいイベントだったので毎年参加かなと思いました。
ちょっと明るさが足りなかったなー。
もっとふわっとした感じを出したかったなー。てかSONYのレンズで試し撮りできる場所だったので私は遠くから撮ったんだけど50mmだとちょっと遠い。次回は85mmを持っていこうと思いました。
でも背景もそこそこぼけるし特徴を理解して使いこなせるようになったら良い感じに撮れる気はしてます。
これは割とふわっと感は出たかな。
ピントを合わせすぎない(合わせられなかっただけ)のも良いと思ってます。
それにしてもさすがモデルさんなだけあってカメラを構えるとこっち見るんだよね。個人的にはカメラ目線は避けたいところ。
いつもの歩道橋でも撮ってみました。
夜ではなく夕方に撮りました。
まずは開放(F2)とF2.8から。全てISO160で撮ってます。
F4とF5.6です。
F8とF11です。
最後はF16です。
夜景ですがCP+2023に参戦した帰りに少し撮りました。
F2なので夜景もそれなりに撮れます。まぁ最近のカメラは高感度耐性が優秀なのでISO感度上げれば平気なんだけどね。
夜から雨が降ってきたので気を使いました。
で、上野に戻っていつものアメ横です。
ぐるぐるぼけを狙ったけど失敗。撮り方ってよりは撮影環境に左右される感じかも。
これは研究が必要です。
そんなわけで、定番のオールドレンズの1つでもあるHelios-44-2 58mm F2を手に入れた話でした。
開放で撮ったときのロシアンホワイト呼ばれる色がとにかく良かった。屋外で撮ったらめっちゃ透明感出そう。ぐるぐるぼけに関してはもっと研究が必要だと思ったのでネットで作例とか調べてみようと思います。
しばらくはHelios-44-2 58mm F2を常用レンズとして撮ってるので写真はガシガシInstagramに出します。
今回購入したレンズはこちら↓
カメラはいつもの↓
Lens Turbo Ⅱを使うと無限遠が出ない個体もあるので注意↓