先日北海道に行ってきたときに、「RAW現像やると面白いよ!」ってことで私もちょっと調べて始めてみることに…。
有名というか定番はAdobe Lightroomを使った現像ですが、買い切りだったら考えていましたが年間11,760円(税別)払わなければならないのは趣味でやっている私にとっては少しハードルが高い…。使わない時も料金が発生するのはちょっとなー。
そこで、無料で使うことのできるソフトはないのかなーと調べていたらRawTherapee(ローセラピー)というのを見つけたので使ってみることにしました。
RAW現像とは?
ちなみにRAWについて、
「RAWデータ」とはデジタル一眼レフやミラーレス一眼、一部のコンパクトデジタルカメラに搭載されている高品位な写真編集を行うための記録形式です。多くのカメラではカメラのメニューの画質設定に「JPEG」と並んで「RAW」モードでも記録できるようになっています。
要するに、かなり細かいところまで写真編集をするための保存形式って感じです。生のデータとも言われてます。最近のカメラならほとんど対応しているかと思います。スマートフォンでもRAWで撮影できる機種もありますな。
一般的な写真の保存形式はJPEGだと思います。JPEGで撮影すると撮影したカメラ内で画像処理したのをカメラ本体に保存します。反対にRAWで保存するとカメラ内で処理されてない状態で保存される。って感じです。
最近ではスマートフォンのアプリなどで画像を加工したりできますが、さらに加工や編集にこだわりたい人はRAWで保存した方が良いです。同じように編集するのであればRAWデータを編集した方が画質的にも有利になります。
そしてRAW現像とはRAWで撮影した写真を編集して、最後にJPEGに変換して保存のことを言います。写真屋にフィルムを持って行って写真に現像することと同じような感じです。
その現像するためのソフトがLightroomやRawTherapeeになります。
RawTherapeeはちょっと難しい…。
で、早速RawTherapeeを導入してみたのですが、できることが多すぎて難しい…。なかなか初心者には難解な感じです。
RawTherapeeはここからDLできます↓
自分のPCのOSをクリックするとDLできます。
これが編集画面ですが、なにやら聞いたことのない項目が多すぎて分からん!
数日間使ってみて何となく理解はしましたが全てを理解はしていません…。それでも何とかイメージしている感じにはなったんだけど多分全てを完全に理解することは無理です。逆に言えば全てを理解していなくて何とかなりました(笑)
本当は私が分かりやすく解説できると良かったのですが、残念ながらそれは難しいので私がある程度使えるようになるために参考にしたサイトを書き出していこうと思います。
このサイトを参考にしました!
RawTherapeeを解説しているサイトは数多くあります。
1番有名なのはRAWpediaというサイトです。
ここで完全に理解できれば良いですが、私には無理でした…。専門用語が多すぎるしできることが多すぎるので、もう少しピンポイントで分かりやすい情報が欲しいです。逆に言えばある程度用語の理解ができている人にとってはとても便利なサイトかもしれません。
1枚目の編集画面のレイアウトはこのサイトを参考にしました。Windowsでの説明になりますがMacでも問題なく設定できました。編集のやり方についても解説してくれているのもありがたい。なにせ編集できる項目が多すぎるので具体的にいじるポイントを書いていてくれると私のような初心者はとても助かります。
次に実際に撮った写真をRawTherapeeに取り込んだときに思った、「なんか実際に撮った写真と色味などが違う…。」という疑問の解決に役に立ったサイトです。
私は使ったことがないですが、Lightroomのデフォルトに近い設定にすることができるとのことです。
画像の赤枠にあるカラー・マネジメントの入力プロファイルというのがあります。私はそこのカスタムという項目にしてOLYMPUS E-M10のプロファイルを指定していますが、このプロファイルデータは自分で入手する必要があります。具体的な方法は上記のサイトにもありますが、Camera RawというソフトをDLしてインストールするとDCPファイルもインストールされるので、自分の使っているカメラのデータをコピーして抜き出すって感じです。
ちなみに私が試した感じだとMacにCamera RawをDLしてパッケージの内容を確認してみましたが、DCPファイルはありませんでした…。ちょうどWindowsタブレットを持っていたので、そっちでDLしてDCPファイルを手に入れました。
カラー・マネジメント以外にレンズ補正プロファイルという項目も設定すると色味が改善します。画像の赤枠の部分で撮影に使ったカメラボディとレンズを指定します。これに関しては特にデータをDLすることなく様々なカメラとレンズのデータが入っているので探して選択するだけです。これを設定することでレンズの歪みを自動で修正することができます。
このサイトを見てかすみ除去をすることができました。このかすみ除去をすることで撮った写真をくっきりさせることができます。Lightroomにはかすみ除去という項目があるようですがRawTherapeeにはありません。
画像の赤枠の部分で調整します。正直このサイトを見るまでは全くかすみ除去の項目が分かりませんでした…。
細かい調整方法も上のサイトで解説しています。助かります。
かすみ除去でお世話になったサイトと同じですが、RawTherapeeではフィルムシミュレーションを使うことができます。以前FUJIFILMに乗り換えたい話を書きましたが、その最大の目的はフィルムシミュレーションでした。
FUJIFILMの色味や雰囲気が良いなーと思っていたのですが、なんとRawTherapeeではフィルムシミュレーションを使うことができるんですよ!…まぁ正確にはFUJIFILMのフィルムシミュレーションのシミュレーションって感じですが1クリックで簡単に写真に雰囲気が出せるのは助かります。これを使うためには海外のサイトからデータのDLをしたりと若干ハードルが高いように感じますが、特に苦戦することなく設定できました。
まだまだ手探りで使っています。
そんなわけで、私がRawTherapeeを使うために参考にしたサイトを書き出してみました。
今も手探りでいろいろ試していますが、最低限使いこなせるようにはなったと思います。無料なので文句は言いませんが(笑)編集項目が多すぎて難しいです。でも「こういう風にしたい。」と思ったことを1つずつ検索して調べてみると分かりやすく解説しているサイトが出てくるので地道に勉強するって感じですな。
自分で納得がいくレベルまで使いこなせるようになったら、自分流の使い方の解説を書くかも…。
苦戦しながらやってますがRAW現像は楽しいですよ。