【レコーディング機材】BEHRINGER MA400を格安キューボックスとして使う。

オーディオ
スポンサーリンク

キューボックスとは?

まずは、キューボックスとは何かについて…。

キュー・ボックス (cue box)とは、録音スタジオあるいは舞台において、演奏者等の手元で複数の入力からなる音源に対して個々にレベル調整可能な小型ミキサー付きのヘッドフォン・モニタリング・システムである。特にこの用途に特化した製品をキュー・ボックスと呼称する事が多く、ヘッドフォンを差してモニタリングする際に使用する子機の方を指してキュー・ボックスと呼称され、そのシステム自体はキュー・システムと呼称される。

Wikipediaより引用

簡単に説明すると、レコーディング時に自分が演奏しやすいように各楽器の音量を個別に設定することができる機材ですな。

業界標準だとFURMAN HDS-6 HR-6 CUE BOXという機材があります。もう生産終了しているので手に入れるなら中古を狙うしかないんだけどね。

hds6

これね。画像の小さい方の機材のつまみに各楽器の音量が割り振られていて好みの音量に設定できるわけです。例えばベースの人が録るならドラムの音量を上げたりなど自分が演奏しやすいように音量設定ができるんですよ。もちろん設定次第では自分の楽器の音量を上げることもできるしクリック(メトロノーム)の音量を上げることもできます。もうこれは必需品とも言える機材なわけです。

 

しかし価格が高い!!

 

ということで私は考えたわけですよ。もちろん低価格で持ち運びも楽なのが目標です。

 

BEHRINGER MA400に目をつけました。

img_0833

BEHRINGER MA400

Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓

価格が安すぎて賛否両論なBEHRINGER(ベリンガー)ですよ。そこそこ有名な話だとギター用のコンパクトエフェクターで1回踏んだら壊れた。という話もあります(笑)

過去に元メーカーの方から話を聞いたことがありますが、動作チェックしてないから価格が安いんだとか…。まぁいずれにしても博打みたいなメーカーです(笑)

 

本体をチェックします。

img_0912

本体は耐久性のあるような素材です。まぁこれは踏んで使うものではないので常識の範囲で使う分には大丈夫そうです。実際に私のバンドで2回ほど使いましたが特に問題はありませんでした。何より本体が小さいし軽いです。

img_0913

前面にあるイヤホン端子は2種類に対応。ステレオミニプラグが使えるのは出先では地味に助かります。普段使ってるイヤホンやヘッドホンを使うことができます。ちなみに同時に接続してのモニターはできません。

img_0914

背面には左からMONITOR INPUT、MIC THRU、MIC INPUT、ACアダプタとなってます。

img_0916

天面にはマイクレベルとモニターレベルの音量調節用のつまみがあります。詳しくは接続例で書きます。

 

こういう使い方をします。

目的は演奏する人が自分の楽器の音が聴こえないってことで何とかしようと思ってます。

そこで私が考えた接続方法は、自分の楽器をMIC INPUTに接続してMIC THRUからオーディオインターフェースに出力。レコーディングする音源をオーディオインターフェースのアウトプットからMONITOR INPUTに接続します。

img_0917

こんな感じです。

img_0918

オーディオインターフェースには普通通りINPUTに挿します。要するに楽器から直接オーディオインターフェースの入力に挿すのではなく、間にBEHRINGER MA400を挟むって感じです。

img_0919

ちなみに今回使ったオーディオインターフェースはNATIVE INSTRUMENTS KOMPLETE AUDIO 6です。

Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓

レビューも書いてます↓

【マルチ出力】KOMPLETE AUDIO 6は低価格なのに多機能。
久しぶりの更新です。1日に2回は更新したいなーと思ってたけど、そんなにネタがなかったわ…。短い一言日記みたいなのは書きたくないしねー。 Native Instruments 6チャンネル式高品位オーデ...

こうすることでレコーディングする音源と自分の音の音量を別で設定することができます。

img_0915

写真のMIC INPUTで自分の楽器の音量。MON LEVELでレコーディングする音源の音量の設定ができます。

 

まだ分かりづらいかもしれないので図を作りました。

%e7%a9%ba%e7%99%bd%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8

こんな感じです。こうやって見ると意外とシンプルです。これで自分の演奏と音源の音量を別で設定することができます。

さらに一発録りなどで例えばベースがライン録りでギターとドラムはマイク録りって環境だと、どうしてもベースは他の楽器の生音で自分の音が聞き取りにくくなります。実際に私のバンドでそういった状況になったのですが、今回の機材の使い方で解決しました。

そしてこれは応用になりますが、この場合ベースの音がライン録りなのでギターやドラムもベースの音が聴こえにくくなります。こんなときはBEHRINGER MA400をもう1台増やしてこんなセッティングをしてみます。

%e7%a9%ba%e7%99%bd%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8-2

うん。分かりにくいね(笑)この場合は右側のMA400ではギターの音がアンプから出る生音を聴きながら手元でベースと音源の音量を設定するって感じになります。

 

低価格なのである程度の妥協は必要です(笑)

そんなわけで、後半わけの分からないことになってますがこれで多少はモニター環境は改善されるかと思います。要するに自分の音がちゃんと聴ける環境になればいいわけですな。

何か発覚したら追記します…(笑)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

タイトルとURLをコピーしました