先日、急遽参戦したポタフェス2018ですが、SNSで見てちょっとどころかかなり気になったイヤホンがあったので試聴したら予想通り衝動買いしてしまった話です。
ポタフェスの魅力の1つですがメーカーの方と直接話すことができます。熱い気持ちを直接聞くことで更に衝動買いしてしまいそうな気持ちを後押ししてしまう恐ろしい魅力です(笑)
前モデルも愛用しています。
茶楽音人(さらうんど) カナル型イヤホン Co-Donguri-雫
Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓
当時のレビューはこちら↓
ダイナミック型のドライバーのみですが高音域のクオリティがかなり高く度肝を抜かれて買ってしまったという思い出があります。私は結局のところ音質を求めるならBA型のドライバーだろうなーと思っていましたが、見事にその先入観を覆されたわけですよ。
ダイナミック型もまだまだ可能性はあるわけですな。
そんなCo-Donguri-雫ですが、1つだけ不満というか気になるところがあって低音域が少し足りなく音源のミックスなどの作業にはあまり向いてないなーと思う部分がありました。
これぞ正統進化!
そしてついに後継機種が発売されたわけです。
茶楽音人 ダイナミック密閉型カナルイヤホン(ボルドー)Co-Donguri Brass CO-DONGURI BORDEAUX
Amazonと楽天のレビューも参考にしてます↓
なんとCo-Donguri-雫より値段が下がっているという驚き。とんでもないですな(笑)
Co-Donguri-雫では付属しているイヤーピースはSpinFitでしたがCo-Donguri BrassはfinalのTYPE Eに変更されてました。ちょうど雫のときもfinalのイヤーピースを使っていたので買う必要がなく助かりました。
SONYのハイブリッドイヤーピースより良いです↓
比較してみます。
左がCo-Donguri Brassで右がCo-Donguri-雫です。パッと見た感じでは色くらいしか違いはありませんが内容はかなり違います。
ハウジングの素材はメタル(ステンレス?)から真鍮に変更されています。なので雫よりイヤホンが重いです。雫が16gでBrassが22gって感じです。わずかな違いですが持ってみるとBrassの方がずっしりしています。
ステムの太さは一般的な感じでSONYのハイブリッドイヤーピースも装着できましたので好みのイヤーピースが使える可能性は高いです。ちなみに私はコンプライのイヤーピースは耳が痒くなるので苦手です…。まぁ付属のfinalのイヤーピースで問題ないと思います。
ケーブルは柔らかいので、いわゆるShure掛けも余裕でできます。この方がタッチノイズが軽減されるのでオススメです。
それと写真撮るの忘れましたがステレオプラグはL字です。
音質はどうなのか?
Co-Donguri-雫のときは高音域の抜けが素晴らしいが低音の量感は少し物足りない。って感じでしたがCo-Donguri Brassでは高音域の抜け感は相変わらず素晴らしく低音域は足りないかのギリギリのラインで締まりのあるタイトな音で雫のときの不満が完全に解消されました。素晴らしい。
メーカーの方ともお話ししましたが、音のコンセプトとしては他のイヤホンには出せない音を出す。とのこと。確かにこの高音の感じはダイナミック型のドライバでは聴いたことがないくらい気持ちがいいです。
特に低音の量感が絶妙です。もちろん音源にもよりますがドラムのバスドラムの音やベースの音が面ではなく点で感じることができるのでリズムをしっかり感じることができます。これはバンドマンが聴いたらかなり私の気持ちが分かるかも…。
メーカーの方との話の中でも低音が出すぎているのが好きではないのでギリギリの量を狙ったとのことで、私のようなフラットなバランスが好きな人も納得な音質です。
次に音場ですが、高音域の抜けが良いので空気感の再現も高く広く感じます。
高音域重視なイヤホンなのでEDMや打ち込み系の低音ゴリゴリな音楽が好みの方は満足できないと思います。
ダイナミック型では最強かも…。
そんなわけで、正統進化したCo-Donguri Brassでした。もう高価格帯のイヤホンへの興味がなくなるくらいドンピシャな音でした。これならミックスなどの作業でも役に立ちそうです。
まとめると…
1 高音域の抜けは想像以上。
2 低音の量感は絶妙でタイトで反応が良い。
3 ケーブルは柔らかくShure掛けも可能。
といった感じで、特に大きな不満もなくダイナミック型ドライバ1発のイヤホンの中では最強という感想です。
低価格でこんな良いバランスのイヤホンを作ってくれてありがとう!
今回レビューしたのはこちら↓