【勉強】ハイレゾ音源ってなんだ?【高音質】

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勉強の時間ですよ!

 

昨今の音楽というのはCDだけではなくネット上からDLであったりアプリで聴いたりと多種多様になっています。当然再生する機器もスマートフォンやデジタルオーディオプレイヤー(DAP)だったりが主流でCDプレイヤーで聴くことはかなり減ってきてると思います。

一部の音楽マニアの中ではCDの音は音質が良くないという意見も増えてきています。

いわゆるハイレゾ音源ってのが今後主流になるのかなーと思ったりもしますが、現状ではなかなか曲数とジャンルが偏っています。

先にハイレゾ音源とは何かについて解説します。

ハイレゾリューションオーディオ (High-Resolution Audio) とは、音楽用CD(CD-DA)を超える音質の音楽データの総称。略して「ハイレゾオーディオ」、「ハイレゾ音源」または単に「ハイレゾ」と呼ばれることもある。

具体的にはサンプリング周波数および量子化ビット数のうちどちらかがCD-DAスペック(44.1kHz/16bit)もしくはDATスペック(48kHz/16bit)を超えていればハイレゾリューションであると見なされる。

Wikipediaより引用

要するに音楽用CDの仕様であるサンプリング周波数44.1kHzと量子化ビット数16bitを超えている音源であればハイレゾ音源と言えるという感じ。

ここでサンプリング周波数と量子化ビット数という単語が出たので解説してみます。

まずはサンプリング周波数とは。

サンプリング周波数(サンプリングしゅうはすう)は、音声等のアナログ波形を、デジタルデータにするために必要な処理である標本化(サンプリング)で、単位時間あたりに標本を採る頻度。ふつう使われる単位はHz

Wikipediaより引用

これだけでは分かりにくいね…。音楽の元になる音(CDにもMP3などの音に変換されてない生音)をデジタル(CDやMP3など)に変換するときにどれくらい細かく記録するか?って感じ。CD音源での44.1kHzってのは流れてる音の1秒間をどれくらい細かくするか?で、44.1kHzってのは1秒間を44100のデータにするってことになります。もちろんこの数値が大きいほど情報量が多い=高音質ってことになります。

空白ページ

私の超適当な図にするとこんな感じ。本当の音は真っ直ぐではなく波打ってる波形であったり本来サンプリングの青い縦線は等間隔であったりと突っ込みどころ満載ですが(笑)

とにかく図の青の縦線の数が多いほど細かくデジタル化してるので音の取りこぼしもなく音質も良いよってことです。

少し話がズレますが、動画なんかでもフレームレート(fps)っていうのがあって1秒間の間にどれだけ細かく画像を記録するか?って数字と似たようなもんですな。画像を記録ってことはパラパラ漫画みたいなもんなんですよ。もちろん数字が大きいほどなめらかな動画になります。カクカクしてる動画ってのはフレームレート(fps)の数値が低いです。

具体的に音質にどのような影響があるのかというと、音が滑らかになると言われてます。

 

次に量子化ビット数ですが、

デジタルオーディオの記録方式にはいくつかあるが、最も広くCD-DADVDコンピュータなどで使われているものはパルス符号変調(PCM)方式である。PCMは通常1秒間に数万回の間隔で音圧(電気的には電圧)を数値変換(量子化)し離散的にデジタル記録(標本化)するものであるが、その量子化の精度がビット深度によって左右される。デジタル数値は二進法で記録され、その桁がビット深度であるため、記録可能な数の段階は2のビット深度乗で求められる。

Wikipediaより引用

まぁ分かりにくい(笑)

簡単すぎるかもしれませんがサンプリング周波数と同じで数値が大きいほどより細かくデジタル化してるってことです。サンプリング周波数が縦線に対して量子化ビット数は横線みたいな感じです。

図にすると…

空白ページ 2

あくまで元の曲は直線ではなく上下に波打ってるものだと思ってください(笑)

具体的に音質にどういった影響があるかというと、音の細かさや音量の大小の表現力が上がると言われてます。

何となく私が言いたいのはこういうことです。

22_01

Phile-webより引用

だったら初めからこれを出せばよかったかも…(笑)

要するにサンプリング周波数と量子化ビット数の数値が大きいと曲に対する情報量が多いってことです。

 

 

ということはCD音源はサンプリング周波数が44.1kHzの量子化ビット数が16bitで入っている音楽データになるのでCDの音質より良い音質にしたいと思ってCDからPCに取り込むときにサンプリング周波数と量子化ビット数の数値を上げても元のデータが44.1kHz/16bitなので、無駄に容量が増えるだけで違いはほとんどないでしょうってことです。

ここで書いたのはサンプリング周波数と量子化ビット数のことであってMP3にすることで人間の耳には聞こえない周波数を削って容量を小さくしているとかマニアックな内容はもっとあるので参考程度に読んでください…。

最近の音楽はレコーディングもDAWという音楽制作ソフト(Cubaseやlogicなど)を使ってPCで行うのが主流になってます。ということは楽器を弾いてPCに入る時点でデジタル化されるわけです。ってことは先に書いたサンプリング周波数と量子化ビット数が関係してきます。

最近は過去の曲をハイレゾ化してる音源もありますが、もしレコーディング時にCDの仕様に合わせてサンプリング周波数を44.1kHzで量子化ビット数を16bitに設定してレコーディングしていたら…。となるわけです。まぁプロの現場ならそれはないと信じたいけど。

過去の曲をハイレゾ化することをアップコンバートと呼ばれてますが、これに対しても私は疑問があります。「失われた音を再現する」みたいな表現をしますが果たして入ってない音を再現することができるのでしょうか?仕組みを理解してからこの言葉を聞くと疑問しか出ません。

まぁ最近のデジタル技術は凄いので、もしかしたら私が知らないだけで再現することが可能なのかもしれないけど…。

 

そんなわけで、ほんの一部ではありますがハイレゾ音源について書きました。とりあえずCDの仕様はサンプリング周波数が44.1kHzで量子化ビット数は16bitってことを覚えておくと音質の良し悪しの基準になるかと思います。

さらにこの数字を覚えておくことで、バンドマンが音源制作してCD出すぞ!ってなった時に高音質を求めてサンプリング周波数と量子化ビット数の数値を上げてレコーディングしても結局はCDになった瞬間にサンプリング周波数が44.1kHzで量子化ビット数は16bitになります。

って私の感覚ではバンドマンってあまり音質に関してはこだわってない印象があるんだよなー。まぁ音質が良いから曲が良いってことではないしね…。

 

最後に音質に関しては各個人の感覚や考えがあると思うので私の考えはこんなもんだって程度に見てくれると助かります(笑)

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