最近どっぷりハマっているレンズがCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.7ですが、私はLens Turbo Ⅱもかなり愛用しています。
FUJIFILM X-T3のセンサーサイズはAPS-Cなのでフルサイズ換算だと1.5倍になります。
例えば焦点距離が50mmのレンズの場合、センサーサイズがフルサイズの場合は50mmに対しAPS-Cのカメラだと1.5倍の75mmになりますが、Lens Turbo Ⅱを使うと1.5倍 × 0.726倍で54.45mmとフルサイズのカメラでの50mmにかなり近づくわけですな。
まぁ詳しくはLens Turbo Ⅱを買ったときの話で書いてます。

オールドレンズをAPS-Cで使うことのメリットとして言われているのが画質の良くない(クセが強い)端の部分をカットして画質の良い中央部分だけを使うっていう意見もどこかで聞いたことがあるけど、個人的にはクセのある部分も含めて使いたいのでLens Turbo Ⅱを積極的に使っています。
とにかく簡単に言うと1本のレンズで50.45mmと75mmの画角で使うことができるので二度美味しいってことです。
ちなみにフルサイズセンサーのカメラ使えば良いじゃんってツッコミはなしで(笑)
と言うことで今回はLens Turbo Ⅱを使わずに75mmの焦点距離で撮ってみました。中望遠レンズって感じになります。
レンズはもちろんCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.7です。
何か写し出す雰囲気に惚れました。
カメラはいつものFUJIFILM X-T3です。
そして今回使ったアダプターはこれです。
マウントアダプターといえばこれですな↓
そもそも安いのに中古でさらに安いのを見つけたんだよね。
これを使っていつもの散歩コースを撮ってみました。
寄れないレンズがちょっと寄れるレンズになります。
Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.7は最短撮影距離が0.6mとちょっと寄れないレンズですが、APS-Cのカメラで使うと割と寄れるレンズに変化します。
イメージ的にはこんな感じです。フルサイズでの画角の中心部分をクロップする感じになります。拡大表示するような感じになるので最短撮影距離が長いレンズでも割と近づけるメリットもありますな。
Lens Turbo Ⅱありだとこんな感じの画角ですが、
Lens Turbo Ⅱなしだとここまで画角が変わります。
画角が変わる以外にLens Turbo Ⅱを使うことで明るさが1段変わります。そこも地味にメリットだと感じています。F2.8のレンズでもF2相当の明るさになるのでシャッター速度を稼げます。
実際に撮り歩いてみました。
と言うわけで撮りました。この日は中野にあるフジヤカメラでジャンク品をチェックしてました。まぁここでマウントアダプター買ったんだけどね。
苦手な75mmの画角です。早くこの画角に慣れたい…。チェックも終わったので秋葉原へ移動します。
私が見る限り画質が悪くなってるような感じはしないかな。
歩道と線路を挟むフェンスですがピントがなかなかシビア。撮ってて楽しい(笑)
鏡みたいになった水たまり。これのピント合わせが難しい。
開放(F1.7)でもピント面はシャープ。相変わらず良いレンズです。
夜も撮ってみました。やっぱり暗くなるとLens Turbo Ⅱの1段明るくなるのがありがたく感じます。
明るさは稼げないけど中望遠らしく背景をぼかすことは簡単。背景が何となく分かるくらいのぼけの量が好みです。
アメ横は今日も平和です。
やっぱり二度美味しい。
そんなわけで、普段はレンズを使ってなんちゃってフルサイズ相当の画角を楽しんでますが、普通にマウントアダプターを使って中望遠として撮っても問題ないくらい良い写りでした。まぁ中央部分の画質の良い部分を使ってるので当然といえばそうなんだけど…。
それとLens Turbo Ⅱには補正レンズが入っているので重たくなりますが、普通のマウントアダプターなら軽量なので機動性も良くなります。長時間撮ってるとちょっと重たく感じるんだよね…。
レンズのおいしいところだけを使うのも場面によってはありだなーと思いました。
今回使ったレンズはこちら↓(私が持ってるのはAEJの方です)
カメラはいつものです↓
マウントアダプターはこれを使いました↓