オールドレンズの中では超有名と言われているSMC Takumar 55mm F1.8を先日手に入れることができたのですが、すでに先輩方の作例やレビューが大量にあるので私はLens Turbo Ⅱと組み合わせて撮ってみた感じを残してみようと思います。
今回使ったレンズ↓
ロマンの塊↓
Lens Turbo Ⅱとは何だ?について書いてます↓
レンズをチェックします。
まずはSMC Takumar 55mm F1.8ですがレンズ単体としてはなかなか小型です。
ピントリングがゴムなので後期型です。
調べてみるとこのレンズはアトムレンズとのことで経年劣化でレンズが黄色くなるらしい。私が手に入れたレンズも上の写真では分からないけどしっかり黄色くなってました。
ちなみにアトムレンズとはトリウムレンズとも呼ばれるレンズの性能を上げるために酸化トリウムを含んだレンズを使っているとのこと。放射性物質なので賛否両論ありますが、普通に使っている分には影響はないとのこと。
こういうレンズを使うことで写りが良くなるメリットはありますが現代では技術の向上から使われなくなったんだって。
そんな経年劣化で黄色くなったアトムレンズに紫外線を当てることで元の透明に戻るらしいので気が向いたら試してみるかも…。ってくらいカメラ内でのホワイトバランスが優秀なので気になりません。
SMC Takumar 55mm F1.8とLens Turbo Ⅱを組み合わせるとこうなります。
M42からEFマウントに変換してLens Turbo Ⅱに取り付けてます。
FUJIFILM X-T3に取り付けて撮ってきます。
ちなみにですが、Lens Turbo Ⅱを使うことによって画角とF値が変わります。
本来であれば、
55mm × 1.5倍 = 82.5mm
Lens Turbo Ⅱを使うと、
55mm × 1.5倍 × 0.726倍 = 59.895mm
まぁ約60mmくらいになるわけですな。
ちなみにF値は1段明るくなるとのことなのでF1.2相当になります。
こんな感じで撮れます。
さてここからは一部の写真を除いてFlickr経由で載せてます。フィルムシミュレーションはPROVIAで撮ってます。
まずはいつもの駐輪場で開放(F1.8)で撮ってみました。思ったよりよく写ってる気がします。
F2.8だとこんな感じ。
F5.6だとこんな感じ。
F8まで絞れば解像感的には問題ないレベルかな。
個人的にはF5.6まで絞れば全体的にくっきりした写りになるんじゃないかなーってところです。でも積極的に開放(F1.8)を使っていきたいですな。
夏っぽい空だったので撮ってみました。これは少しだけかすみ除去しています。
秋葉原の外れにある小さな神社で撮った1枚。
人に慣れてる猫を発見。
ピント合わせが難しかった…。
浅草へ移動。こういう写真はF5.6で撮ると安定します。これもかすみ除去してます。
場所は変わって虎ノ門にある金刀比羅宮に行ってきました。都会の神社って感じで不思議な雰囲気です。
夜間の撮影も問題ないかな。
背景が分かる程度のぼけ感も良いと思う。オールドレンズらしいフレアも出るのも味ですな。盛大にフレアが出るレンズも使ってみたくなるなー。
今回撮った中で1番暗い環境で撮った1枚。X-T3は高感度に強いので助かります。
帰ります。
室内で物撮りしてみました。ここが最短撮影距離で45cmくらいかな。
ブタメン食べたくなります…。
で、今回撮ってみて1番良く撮れたなーって思った写真はこれです。
浅草に行ったときに夕立が降った後の仲見世商店街。なんか神秘的になった。
まだ少しだけ雨が降ってたのでさっと撮って逃げました。なので開放(F1.8)で撮ってます。もっと設定詰めればよかった…。
常用レンズとして活躍しそうです。
そんなわけで、定番オールドレンズと言われるSMC Takumar 55mm F1.8とLens Turbo Ⅱを組み合わせて撮り歩きしました。
画角的にも約60mmなので使いやすいので常用レンズとして使うことも考えています。
ただ、今回撮ってみて改めてRIKENON 50mm F1.7も使ってみようかなーと思いました。
過去の話を読み返したらRIKENON 50mm F1.7とLens Turbo Ⅱの組み合わせでの写真が少ないのでちょっと撮り歩きたいかな。
今回使ったレンズはこちら↓
最近の必須アイテムです↓
カメラはこれ愛用してます↓