最近カメラのセンサーサイズでフルサイズがAPS-Cに対してディスりまくってる動画を見て悲しい気持ちになった私です…。
人それぞれだと思うんだよね。ちなみに私は1インチサイズのNikon1 J1から始まりマイクロフォーサーズのOLYMPUS E-M10に乗り換えて、今はAPS-CのFUJIFILM X-T3を使ってます。
ちなみにセンサーサイズの違いはこんな感じ。4/3ってのはマイクロフォーサーズのことです。こうやって見ると乗り換えるたびに着実にセンサーサイズが大きくなってますな。
センサーサイズが大きくなるとどう違うのか?ってのは話が長くなるので詳しくは書きませんが、よくある28mm(換算42mm)の換算ってのはフルサイズセンサーに換算すると…って感じの表記で基準はフルサイズとなっています。
拾い画ですがフルサイズの画角に対して切り取ってる(クロップしてる)ようなイメージだと分かりやすいかな。
小数点以下は省略しますが、
28mmのレンズをAPS-Cで使うと、
28mm × 1.5倍 = 42mm
マイクロフォーサーズで使うと、
28mm × 2倍 = 56mm
という感じになります。
なのでフルサイズで撮ると28mmですがAPS-Cだと42mmになるっていうのは28mm(フルサイズ)の画角にAPS-Cセンサーを重ねると中央部分を切り取ると約42mm相当になるって感じです。なので28mmのカメラレンズをレンズ本来の画角(28mm)で使うには必然的にフルサイズが必要ってことになります。
フルサイズの大きなポイントの1つとして背景ボケしやすいってのがあるけど、中央の解像度が高い部分を切り取ってるのでAPS-Cサイズ以下のセンサーサイズだと背景がボケにくいってのがあります。上の画像のフルサイズとAPS-Cのセンサーサイズの差の部分が全部ボケ部分だと考えるとイメージしやすいかな。
ざっくりですが分かりやすい部分で私が気になってるところはこんな感じです。
画角だけフルサイズで使いたい!
正直私はフルサイズとAPS-Cの差で気にしてるのは画質ではなく画角だけなので、なんとか良い方法ないかなーと調べてたら面白そうなものを見つけたんですよ。
それがこちら↓
ある意味魔法のアイテムです↓
これはフォーカルレデューサーというマウントアダプターで、縮小光学系アダプターと呼ばれています。
マウントアダプターといえばCanonやNikonのレンズをFUJIFILMで使うと言ったような変換アダプター的な感じのものなんだけど、フォーカルレデューサーは中に1枚レンズが入っていて画角が約0.7倍になる変換アダプターです。
例えばRIKENON P 28mmF2.8という画角が28mmのレンズに対して普通のマウントアダプターと使うと約42mmでの画角になります。
普通のアダプターです↓
計算式(小数点以下は省略)としては上にも書きましたが、
28mm × 1.5倍 =42mmになります。
今回気になったフォーカルレデューサーを使った場合は、
28mm × 1.5倍 × 0.7倍 =29.4mmになります。
要するにフォーカルレデューサーで28mmのレンズを使うと約29mmの画角で使うことができるわけです。APS-Cのセンサーサイズのカメラでフルサイズと同じくらいの画角で使うことができる魔法のアダプターなわけよ(笑)
そんなの使うくらいなら素直にフルサイズのカメラを買えば良いじゃんって突っ込まれそうですが…。
私はFUJIFILMの色とデザインが好きだし荷物が基本的に多いのでカメラは小さくしたい。何よりもAPS-Cのカメラでフルサイズ相当の画角で使うってのがロマンあるよね(笑)
ちょうどRIKENON P 28mmF2.8で写真を撮ってるときにフルサイズ換算42mmって広角じゃないしF値も2.8と少し物足りないよなー。でもオールドレンズで広角で明るいレンズないし…と思ったのが今回フォーカルレデューサーに興味を持ったきっかけでした。
RIKENON P 28mmF2.8で撮影した話です↓
画角以外にも恩恵があります。
そんな夢のようなフォーカルレデューサーですが、画角以外にも変化する部分があります。それはF値が1段分明るくなります。理由としては集光効率が高いからとのこと。
RIKENON P 28mmF2.8のF2.8から1段明るくなるとF2になります。
まとめると、RIKENON P 28mmF2.8にフォーカルレデューサーをつけて撮影すると、約29mmF2になるわけです。明るい広角レンズですな。
しかしそう簡単には手に入らない…。
これは面白そうだなーと思ったのですが、RIKENON P 28mmF2.8はペンタックスKマウント(PK)でFUJIFILMはFXマウントなんだけど、フォーカルレデューサーが手に入らない…。
ネットで調べると出てくるんだけど、在庫切れだし生産終了してるし中古も出回ってない…。まさに入手困難。
さらに調べた結果、マウントアダプターを1つ追加してフォーカルレデューサーを使うという結論に至ります。
これで実現できます。
ペンタックスKマウントからCanon EOSマウントに変換します↓
そして始めに出したフォーカルレデューサーを使う感じです。
これで解決します↓
かなりマニアックな感じになってきたな(笑)
まとめると、ペンタックスKマウントからCanon EFマウントに変換しFUJIFILM XFマウントに変換するレンズが入っているマウントアダプター(フォーカルレデューサー)を使うといった感じ。もうこうなったら意地でも使いたいね。
Canon EFマウントに変換するってのが今後のことを考えると意外と便利でEFマウントに変換するマウントアダプターが手に入れやすいです。
例えばかなり気に入っているMINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4はMDマウントですがEFマウントに変換すればフォーカルレデューサーを使うことができます。
MDマウントからEFマウントに変換します↓
EFマウントって便利だね(笑)
私は持ってませんがオールドレンズではお馴染みのM42マウントもEFマウントに変換すればフォーカルレデューサーが使えます。
夢が広がるね。てかEFマウント便利すぎ。
今回は計画編です。
そんなわけで、今回はしばらく考えてみてある程度まとまったので書き出してみました。とってもマニアックで訳の分からない感じになってますが次回は実際に実行してみます。
多分今回の話よりは分かりやすいと思う…。
邪道かと思われそうですがガジェット好きとしてはロマンはあるんじゃないかなーと思うのでやってみます。
ちなみに電子接点つきでAFも使えるフォーカルレデューサーもありますが、価格も高いしオールドレンズを使うために手に入れたいので今回は見送ります。SIGMAのEFレンズ使うならこれもありだったかな。