※記事更新時の情報なので今後変わってくる可能性があります。
実質0円で販売ができなくなった携帯電話業界。キャッシュバックも廃止になってかなり販売台数が厳しくなっているかと思います。私は昔ですが携帯電話の販売業務をしていたんですよ。当時もだけど、もし今も続けてたらきつかっただろうなー。
というわけで、携帯電話会社の大手3社が2年縛りを廃止することが決まりました。まぁ廃止する代わりに月額料金が300円上がると…。
ちなみに2年(24ヶ月)以内に解約すると9,500円(税別)の契約解除料が発生していたのが25ヶ月以降は解除料が発生しない。って感じです。
2年契約の自動更新っていうなかなか悪どい商売をしていたので少しは良くなったのかな?と思いたいですが残念ながらそうではないです。
少し考えれば簡単に分かることですが3年目(25ヶ月)以降契約解除料を発生しない(自動更新しない)ためには300円料金の高いプランに変更する必要があります。ということは、2年間で300円×24ヶ月=7,200円多く料金を払います。
要するに25ヶ月以降の契約解除料を先に取られるような感じになります。
この300円料金が高い状態で使い続けると、32ヶ月経過した時点で9,600円になるので契約解除料の9,500円を超えるわけですよ。さらにそれはずっと続くので契約解除料は発生しないが高い料金を払ってることになります。むしろ2年縛りの9,500円の方が良心的に思えてきてしまう不思議…。
結局は契約解除料なしという表向きには良いことのように見えても、実は契約開始から2年間の内に3年目(25ヶ月)以降の解除料を先に徴収していることになります。3年目(25ヶ月)以降ではなく2年間にメスを入れたわけですな。
6月から開始ということで、また内容が変わってくる可能性もあるかもしれませんが消費者をなめるなって私は思いますよ。
これで今後ますますMVNOが流行りそうですな…。
ちなみにMVNOとは…
OEM製品の、移動体通信サービス版ともいえる。MVNOは、物理的な移動体回線網設備の負担なくサービスを提供できる。MNO・MVNEは、MVNOの販売・営業体制を活用することができる。
卸売と相互接続の形態がある。また、両者間の契約形態(帯域貸しなどその他)から、同程度のサービスを、卸元よりも卸先が安価に提供することも多い。
簡単に説明すると、既存の3社(docomo、au、Softbank)の電波を借りて自社でサービスを出すことができるわけです。いわゆる格安SIMがこれに該当します。これらは基本的に2年縛りや解約金はありません。その代わりに端末は自分で用意するしかありません。通常だと契約時に機種本体も24回払いで契約することがほとんどだと思います。なので、最新l機種に変更などしたい時に「まだ2年経ってないしなー。」と、考える必要がないです。
ちなみに私はBIC SIMに変更しました。
Softbankの料金との比較もしました。
他には0(ゼロ)SIM by so-netという使い方によってはかなりお得な格安SIMもあります。
私はiPad miniに挿して普段はWiMAXルーターで通信してますが地下鉄に乗ってる時などに補助的な感じで使うようにしてます。500MBなんてあっという間だからねー。
そんなわけで、2年縛りや契約解除料(解約金)を考えるとキャリア契約って微妙だなーと感じますよ。そのうち2年縛りが懐かしく感じる時代がくるかも。パケット通信料が定額じゃない時代にパケ死って言葉があったように…(笑)