もうSNSやYoutubeにもアップしてるので知ってる人も多いかもしれませんが、バイノーラル録音のサンプル音源をネットで探すと電車の音や雨の音などの環境音が多く音楽的な音のサンプルがほとんどないです。
Rolandとは電子ドラムやキーボードなどを作ってる楽器メーカーなんですよ。ってことは音楽の現場で使えないわけがない!ってこともあり情報がない状態で多少不安でしたが人柱になることを決めたわけです。
その前にバイノーラル録音とは?
360度の立体感のある音を録音する、いまいち流行らない録音方法です。立体音響とも呼ばれています。
そしてRoland CS-10EMとは?
実際に録音用マイクを人間の耳に挿れて録音することで人間の耳で聞こえてる音を再現します。
今回は実際に録ってみた話ですよ!
※バイノーラル録音を聴くにはヘッドホン(イヤホン)が必須です。
では、始めにドラムだけ叩いてみた動画を載せてみます。ちなみに機材はiPhoneとTASCAM iXJ2とRoland CS-10EMです。イヤホンマイク(CS-10EM)はドラムが装着してます。
多分これが1番スマートフォンで録るなら最適な組み合わせだと思います。
※ヘッドホン(イヤホン)で聴いてね↓
本当は正面か真上から映像を撮るのが1番伝わりやすいと思ったんだけどスタジオ内が狭く設置できませんでした…。
拾い物の画像ですがこんな感じのアングルが理想です。
で、動画ですが予想以上の音の広がりにびっくり。かなりリアルに左右に音が振られてます。しかもコンデンサーマイクとはいえ小型なのに音がクリアです。これは編集なしでも十分良い感じです。
次にバンドのアンサンブルならどうなるのか試しました。始めに出した動画と同じくドラムがイヤホンマイク(CS-10EM)を着けてる状態です。
※ヘッドホン(イヤホン)で聴いてね↓
これは私が所属しているLANPAZIEというバンドです。練習中の音を録ってみました。
やっぱドラムがイヤホンマイク(CS−10EM)を着けてるとバランスがドラムメインになります。でもそれなりに音を拾ってくれるのでライブハウスでの爆音にも対応できそうです。
問題はライブハウスで各楽器の音を多少でも良いので左右に振ってくれてるか?これは正直ライブハウスだったり担当するPA(音響)さん次第になってくるのでなかなか難しいところです…。
しかし私が思い描いている、前からはバンドの演奏、後ろからはお客さんの歓声という音のバランスも不可能ではないと感じました。動画にはないんだけど後ろから音が出てる感じもかなり正確に録音出来ました。
次は実際にライブハウスで録音してみます。私の耳で録音するので自分のバンドの録音ができないのがちょっと残念…。もし協力してくれる人がいたら頼む予定。こればっかりは自分だけでは解決できないわ。
前に書いたライブ音源ですがライブハウスのPA(音響)さんから音をもらって録音してからの編集ではなくバイノーラル録音で録音しようと思います。ライブハウスに頼むと人によっては微妙に嫌な顔されるのよね(笑)嫌な顔以外では私が言ってることを理解してくれなかったり…。難しいですな。やっぱライブハウス側に頼らないで自力で何とかした方が良いと感じました。
ちなみに今回はiPhoneを使いましたがSONYのHDR-MV1を使えば広角の高画質で撮ることができます。
ちゃんと外部マイクにも対応してます。これはかなり期待できます。
そんなわけで、なぜか流行らないバイノーラル録音ですが少しでもこの凄さを伝えるために頑張りますよ!